<UK/Germany/US 2005>
Director : John Maybury
Cast: Adrien Brody(Jack), Keira Knightley(Jackie), Daniel Craig(Mackenzie)
Synopsis :
湾岸戦争で頭を撃たれたジャックは”死亡”と間違って判断され米国に戻される。1年後、一部記憶を喪失した状態のジャックはヒッチハイクをしながら放浪。車が故障した母親と少女ジャッキーに出会う。その後ヒッチハイクした車の運転手が高速パトロール官を射殺。ジャックは犯人にされてしまう。しかし、精神を病み、記憶喪失ということで特別施設”Alpine Grove”へ収容される。そこで、ベッカー医師の異様な治療を受けることになる。その治療とは薬漬けにされ、ジャケットを着せられきつく縛られた上、狭い引き出しに一定時間閉じ込められるというもの。しかし、この”治療”の間、ジャックは未来を見られることに気がつく。
Comments :
I was 27 the first time I died..... オープニングは戦争現場のスリリングなシーン。そして、ジャックとジャッキー(少女時代)との出会いから、Alpine Groveへの収容まで、時間を越えてテンポよく展開していきます。”治療”でのフラッシュバックで過去を見たり、未来をみたりというシーンは、実は私は苦手で(なぜかこわくて) 目を薄く開けてみているだけでした。とほほ。 『ピアニスト』でユダヤ人ピアニストを演じたときよりも、ずっと演技力のすごさをみせつけているジャック役のAdrien Brody。この人、すごいわ。
病院で知り合ったMackenzie。若い頃のロバート・デニーロから油を抜いたような彼は誰だっけと思いきや、Daniel Craigでした!ニヒルな2枚目役だけでなく、精神患者役もこなせるとは新発見。そして、「勝手にウィリアム王子のお妃候補!」みたいな番組でダントツ候補だったキーラ(ジャッキー役)。いつもはロマンスものの彼女が今回はちょっと不良役。ナタリーポートマンでもよかったかなぁ、なんて思いながら鑑賞。
常に引き込まれていく展開ではありますが、未来を知ったジャックの証言(予言)でシアワセになっていくというところ、見終わってみれば、『Back to the future』のようでもあり。ベッカー医師の”治療”に狂気的迫力があるだけに、なんだかしっくりこんのですよ…。
★★☆☆☆