<France/Switzerland/Germany 2004>
Director : Christophe Barratier
Cast : Gerard Jugnot(Clement Mathieu), Francois Berleand(Rachin), Kad Merad(Chabert)
Comment:
今年のアカデミー賞で惜しくもスペインのThe Sea Insideに外国語部門ベスト賞を譲ったフランス作品。学校教育問題ですったもんだが繰り広げられている中、早期英語教育だの難しいことを考えずに、ともかくこの映画をご鑑賞ください。歌を教えることで閉ざした心を開かせる…なんていうと、きれいごとコテコテに聞こえますが、いやらしい理想主義なしに、心をほんわか、涙腺をちょっと刺激する、心地よい作品。こんなチンケな感想じゃ申し訳ないぐらい。子供たちの美しいこと、音楽の美しいこと!
もちろんフランスで大ヒット。フランス人の心をとらえたのと同じように、心を揺さぶられ、こうした異文化体験を”共感”で味わえる幸せをも感じたのでありました。
Synopsis:
あらすじは知らないほうが、思う存分映画の世界にひたれると思いますが、ちょっとだけ簡単に。もしくは、ここから下は読まずに…。
指揮者として成功しているピエールは母親の死を聞き、NYからフランスへ帰郷。そこで50年ぶりに”寄宿学校”時代の友人が訪ねてくる。この学校は問題児が集められていた。当時、1949年、無職の音楽家がスーパーバイザーとして就職。きびしい規律のもと自由をなくしている子供たちに歌うことを教える。彼の日記を読むという形で、当時の様子が再現される。
★★★★☆