<France 2002>
Director : Laetitia Colombani
Cast : Audrey Tautou, Samuel Le Bihan
SYNOPSIS:仏ボルドー、現在。
アート学生のアンジェリークはどうやら内科医ロークと不倫関係らしい。ロークの妻は身ごもっていたが流産。フィレンツェ旅行をすっぽかされたアンジェリークは彼にあげた作品を破る。一方、ロークの患者が彼を暴行罪で訴えるが、その患者は不審死し、ロークが逮捕される。アンジェリークはロークの妻に、彼が愛しているのは妻ではなくアンジェリークだと伝え、自殺未遂をおこす。その後、映画が巻き戻されて、意外な事実が明らかに。
COMMENT:
フランス映画は、まったく予想外の展開になることがよくあって、タイトルや宣伝ポスターなどのイメージだけで見にいくとえらい目に合うことも。この映画は、タイトルといい、主演の愛らしいオードリーといい、まったく事前の予想をはずした作品でありました。(タイトルど忘れしましたが、あるフランス映画でも予想外の結末で、しかも後味の悪いフィナーレ。その不快さから暗い数日を過ごしたのを覚えています。)
映画『アメリー』での純粋で明るいイメージがどっぷりついているオードリー・タートゥを起用したところがこの映画のミソ。新種のサイコ・スリラーとも解釈できそうですが、それよりは、“あぁ、勘違い”の行く末…ぐらいの感覚でもいいのかも。どこまで種あかしをしていいものかきわどいところですが、ともかく、人間の勘違いや思い込みは、日常の何でもないような些細なことがきっかけになりうるということです。
★★☆☆☆